私家版・心理学の本棚

じょー、本を読んでいろいろ書くことを決意。

『ピネル バイオサイコロジー―脳 心と行動の神経科学』(ジョン・ピネル)

『ピネル バイオサイコロジー―脳 心と行動の神経科学』

ジョン・ピネル 西村書店 2005年

 

ピネル バイオサイコロジー―脳 心と行動の神経科学
ジョン ピネル
西村書店
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個人的に、心の中で、単に「ピネル」と呼んでいます。

「ピネル」は思い出の本なんですよね。大学院の受験勉強のとき、精神科薬の薬理を勉強しなきゃならなくなって、図書館で手にとって「俺が探していたのはお前だよ!!!」って思ったのが初めての出会いで、もうあれから8年くらい経つのか…思えば遠くに来たもんだな…っていう。

しかし、大学の頃は、1冊5000円なんて、高くて買えなかったわけです。なので、誰も借りたそうにはしていなかったのをいいことに、返しては借り、借りては返しして、受験勉強に使っていました。

そ・れ・が!

俺は大人になった!

本は3000円までは、即決現金購入をするようになった!!!

そしてとうとう、熟考3秒の末、Amazonで買った!(でも古本で。)

ということで、8年越しの思いが叶い、晴れてピネルは俺の手元に来たわけです。大歓喜!!!

 

ピネルはいい本だと思います。説明が丁寧だし、適切な図表が初学者の理解をアシスト&サポート!また、ちょいちょい挟まる事例的コラムもなかなかおもしろみがあり、バイオサイコロジーというつかみどころのない科目を、身近なものに感じさせてくれます。

正直、8年経って、もっと新しく、もっとイケてる教科書を、Amazonさんがサジェストしてくれるのではないかとも思っていたのです。しかし、普通にいまも売っています。2005年に出た本だから、10年戦士ですよ。芸能人なら押しも押されもせぬスターになりかかっている感じです。

スター性を求めている人は、ぜひお手に取ってみてください。

 

今日のもう一冊はこちら。こちらは熟読しようと思って、最近カバンに入れて歩いています。ピネルと違って軽いので、カバンに入れて持ち歩ける。

 

『生理心理学―脳のはたらきから見た心の世界』

岡田隆・宮森孝史・廣中直行 サイエンス社 2015年 

 

生理心理学―脳のはたらきから見た心の世界 (コンパクト新心理学ライブラリ)