『生理心理学―脳のはたらきから見た心の世界 第2版』
2016年最初の心理学読書がこれでした。
職業上どうしても必要になり読んだのですが、なかなかよかった。ただ、この分野は教科書が少なく、競争によるブラッシュアップが行われていない印象です。そのため、もうちょっとがんばってほしいなあ、というところがぽつぽつありました。
その最大のものが…図解!!!
サイエンス社のこのシリーズは、たしか、右ページが図や表やコラムになっているという構成なのですよね。その、図が、やばい。なんか、四角と矢印だけで神経系の経路とかが説明されれて…もうちょっと…人間の身体器官と同じ配置にしたりとか…してほしいかな…って…。
というわけで、この1冊で学びきれるとは到底言いきれないのですが、かといってファーストチョイスでこの本を上回るものがあるわけでもないので、まずはこれを読むところからはじめよっか…という感じです。
なお、たぶんこの分野の人はここに入っているだろうと思われる学会は日本生理心理学会ですが、ここは論文が無料で読める上、早期公開までしてくれているのでありがたやありがたやという感じです。
そして、学会大会では、「ラジングスター・セッション」という時間があるらしい…。ものすごく…のだめカンタービレ…。
ちなみに、生理心理学の勉強のために一応こちらも買ってはみたのですが、測定の話メインだったからちょっと違うかな、と思い、パラパラめくってそっ閉じでした。
『生理心理学―人間の行動を生理指標で測る』
堀忠雄 培風館 2008年
培風館
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