『エコロジカル・セルフ』
河野哲也 ナカニシヤ出版 2011年
ナカニシヤ出版
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珍しく、買ってすぐに読みました。
車生活になったのと、なんか労働?に従事しているせいでぜんぜん読めなくなってますねえ…。労働は…人間を…ダメにする…。
それはさておき、『エコロジカル・セルフ』、めっちゃおもしろかったです!
内容を…ちゃんと理解した自信があんまりないのですが…たぶん…自己…やパーソナリティ…をギブソンの方法で理解する…試み…?みたいな?(分野違いのためギブソンよくわからない…。)
ともあれ、わたしのように脳みそに自信のない者でもおもしろいなーと思いながら読み進むことができる丁寧な書き方でした!
実際問題、青年心理学領域で自己の研究を聞いていると、あんまり「周囲の人間(≒環境)との相互作用」って扱われていないなという印象があります。ついでに言うと、青年心理学領域では自己の身体基盤についても問題にされていない印象があります。
その点、本書では、「環境と相互作用する自己」を説明するために、身体基盤についても説明があり、いい感じだなーと思いました。
なんか、こっち方面から、青年心理学の自己研究にふっかけてほしいですねぇ…。
それはそれとして、この本には「図6 ホヤの生体」(p.107)というのが載っていまして、おそらく、「ホヤの解剖図が掲載されている唯一の日本語の心理学の本」ではないかと思いました。っていうか、ホヤに限らず、人間以外の解剖図の載っている心理学の本自体少ないですよね。なんというか、「図6 ホヤの生体」を見たときにゲラゲラ笑ってしまいまして、本買う前だったと思うのですけど、読む前にいい気分になれる本って少ないなあと思い、大変感心した次第です。
なんでホヤの解剖図が載っているのか不思議に思った人は、とりあえず買って、p.107の前後を読もう!
なお、青年心理学の自我とか自己とかの様子を知りたい人はこちらをどうぞ!
わたしは未読です!すみません!いま読んでる本の次くらいに読みたいと思いますが、いま読んでる本が300ページくらいあるので、年内に手を出せるかわかりませんが!
『アイデンティティとライフサイクル』