私家版・心理学の本棚

じょー、本を読んでいろいろ書くことを決意。

『対人関係を読み解く心理学―データ化が照らし出す社会現象―』(松井豊・監修)

『対人関係を読み解く心理学―データ化が照らし出す社会現象―』

松井豊(監修) サイエンス社 2019年

 

 

1冊は研究費で買い、1冊はご献本いただきまして、都合、手元に2冊あります。

出版社のwebサイトに目次が載っています。

対人関係を読み解く心理学 - 株式会社サイエンス社 株式会社新世社 株式会社数理工学社

おおざっぱに紹介すると、友人関係・恋愛関係・サークル集団内の対人関係、といったところでしょうか。

こういう、身近な現象に着目して研究を進める方法を「ボトムアップ・アプローチ」と呼びます。逆は、「トップダウン・アプローチ」で、理論をもとに研究を進める方法ですね。

この本は、ボトムアップ・アプローチで博士論文を書いた人たちのまとめ本です。研究テーマはやや雑多で多岐に渡りますが、身近な現象に着目することのおもしろさを味わうにはもってこいかと思います。

卒論どうしようかなあ…と考えている大学3年生の人なんかは、いまのうちに眺めておくといいかもしれません。

身近な現象も、じっくり取り組んでみると結構おもしろいですよ。

 

一緒に出版された、『社会に切りこむ心理学―データ化が照らし出す社会現象―』(松井豊・監修)のほうもご一緒にどうぞ。 

社会に切りこむ心理学―データ化が照らし出す社会現象