私家版・心理学の本棚

じょー、本を読んでいろいろ書くことを決意。

人にフォーカス:岩立京子先生

自分が教わった先生の中で、一番一般的に有名な先生って誰だろう…と考えると、それって岩立先生のような気がします。大学のときに、「発達心理学」を1コマ受講しただけですが、その後もテレビでお見かけしたりして、ああ、自分はこの先生の講義を聞いたんだぞという懐かしく、誇らしい気持ちになります。

ということで、思い出話も兼ねて、今回は「人にフォーカス:岩立京子先生」です。

 

テレビに出てるって、なんのテレビ?と思った方も多いかもしれません。

NHK Eテレの「すくすく子育て」です。かなり長く、定期的に出演されていたと思います。(私が大学生のときにはすでに出ていた。)

子どもを産んで、親として「すくすく子育て」を見るようになってもまだときどき出ていて、うおお、歴戦の猛者、と思いました。最近の出演者一覧には載っていなかったので、定期的な出演は終わったのかもしれませんが、公式まとめサイト「すくコム」でこれまでの出演からの抜粋を読むことができます。お顔の写真もあります。

www.sukusuku.com

www.sukusuku.com

 

ご所属は、東京学芸大学です。

岩立 京子 (Kyoko Iwatate) - マイポータル - researchmap

教員紹介 - 総合教育科学系

 

ご研究のリストはreserchmapにもありますが、念のためいくつか貼っておきます。

幼稚園の帰りのあいさつ場面におけるルーティン生成の過程

CiNii 論文 -  親が親として発達するための支援とは (特集 親として育つことを支える 育児不安・困難感解消のための親支援)

CiNii 論文 -  幼児教育における子どもの発達理解の新たな指標と評価 : DRDP (Desired Results Developmental Profile)を用いて

(※学芸大学の機関リポジトリのDOIがはてなブログにうまく貼れない…。)

幼児の研究と、親の発達がご専門。すくすく子育ての回答者に抜擢されるのもうなずけますね。

 

ご本はこんな感じ。 

 

  

たのしく学べる乳幼児の心理

たのしく学べる乳幼児の心理

 

  

「保育の質」を高める 園評価の実践ガイド

「保育の質」を高める 園評価の実践ガイド

 

幼児と親が専門なので、必然的に保育・幼児教育の仕事が多いようです。

 

大学時代に授業を受けた感じでは、やさしくも厳しい先生、といった感じでした。ご自身の子育て経験なんかも話していましたね。

ご自身の子育て経験の影響か、すくすく子育ての回答でも、わりと現実的な答えが多い気がします。親の資源も有限だしね、というような。そのへんも、岩立先生が番組に出ていると安心して見てしまう理由なのだと思います。

 

ところで、いろいろご経歴などを紹介しましたが、昨年度末でご退職だったんですね。

岩立京子教授最終講義及びパーティー中止のお知らせ|スライド・ピックアップ・NEWS|https://www.u-gakugei.ac.jp/

どこか別の大学へ移られるのか、ゆっくりされるのかはわかりませんが、またどこかでお見かけできるといいなあと思っています。