指導要録について知りたくなったので,入手してみました。
『新指導要録の記入例と用語例〈中学校〉』と『新指導要録の解説と実務〈中学校〉』。
著者はだいたい同じです。
無藤隆・石田恒好・吉冨芳正・石塚等・櫻井茂男は両方に名前が入っています。
どちらも図書文化より発売されていますので、姉妹本ですね。
『新指導要録の記入例と用語例〈中学校〉』
無藤隆・石田恒好・嶋﨑政男・吉冨芳正・石塚等・櫻井茂男・平山祐一郎(編著) 図書文化社 2020年
『新指導要録の解説と実務〈中学校〉』
無藤隆・石田恒好・吉冨芳正・石塚等・服部環・宮本友弘・鈴木秀幸(編著) 図書文化社 2019年
ざっくり特徴を紹介すると、「記入例と用語例」は、「こうやって書くといいよ」の本、「解説と実務」は、「こういう法律で決められているのでこういう内容を書きましょう」の本です。
「記入例と用語例」のほうがやわらかいテイストで、「こういうことをしている子のことは、こういう文章で表現しましょう」みたいなテンプレートまで紹介されています。まさに、「記入例と用語例」。
「解説と実務」のほうは、管理職向けなのでしょうか、指導要録の保存期間とか、そういう外側のことが中心です。
しかし、2冊とも、当然ながらマニアックです。通知表はなじみがありますが、指導要録ってこういうのあるんですね…、から始まる、教員仕事の奥の奥という感じ。
指導要録には、学籍と指導に関することが記録されているそうです。
学校の先生って、こういう書類も作っているんですね~。
自分には直接関係ないけど、学びになりました。
心理学系の先生も執筆者に入っていたので、紹介してみました。
いろいろなところに、心理学者の仕事がありますね。
そういえば以前、教育評価の本なんかも紹介しました。こちらにも通じるところがありますね。